「ドン.キホーテ」の出店と撤退(神田神保町)

2017年10月14日(土)12:00 PM

  4月中旬頃、神田神保町の書店に本を買いに行く途中、駿河台下交差点角にディスカウントショップの大手「ドン.キホーテ」が出来ていることに気がつきました。「神保町靖国通り店」という名で、ビル一棟のすべてのフロアーが店舗のようです。フォーラムミカサ エコのあるJR神田駅付近は比較的小規模の飲食店、居酒屋を中心とした繁華街で、品揃えの豊富な便利な店がありません。会場から少し離れていますが、ドンキの登場には期待が膨らみました。
 7月の末頃、大型のプロジェクターを運搬するカートが欲しくてこの店を訪ねると、イメージ通りの商品がありました。価格は予想の半額くらいでした。最近は通販でいろいろな物が買えますが、緊急の場合にちょっとしたニーズにも応えてくれる利便性の高い店は神田で活動する人にはありがたい存在です。

 ところが9月中旬頃、今年2月にオープンしたこの店が10月13日に閉店するというニュースが流れました。わずか8ヶ月で店仕舞いです。この店舗があるビルはドン.キホーテのグループ会社の所有で、発表された閉店理由はビルを会社の事務所やテナント経営にした方が最適との判断による、というものです。要はこの店舗では採算が合わないということでしょう。

 この店は4回行きました。食品や酒・飲料のある1階、2階は少し賑わいを見せていました。しかし、言いにくいですが、3階から6階は閑散状態。1階のレジにも行列はできていません。神田で便利な店を探している筆者には意外な感じがしました。神保町界隈を訪れる人は、新刊書、古書、スキー用品、スポーツ用品を買う目的の人が多く、またこの界隈は夜間が静まりかえる街。24時間営業でドンキが意図していた顧客はあまり来なかったということでしょうか。業績好調のドンキでも立地条件には勝てません。

 そうなると「三十六計逃げるに如かず」。企業は企業の論理で動きます。損をしても店を開け続けるのは道楽です。損が拡大しないうちに脱兎のごとく逃げるのが事業者としての賢明な判断。閉店理由など適当に言い繕っておけばよいのです。
 筆者としては好きな店で閉店は惜しいと思っていますが、ドンキの経営判断はよく理解できます。秋葉原店か後楽園店を訪ねてみます。

    

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