皇居外苑 縁起の良い松

2018年 01月03日

 平成30年(2018年)が明けました。おめでとうございます。
 東京・千代田区の「区の木」は「松」。皇居外苑にあるクロマツ約2000本を含め、千代田区全体には約6800本の松の木が植えられているそうです(千代田区のHPより)。
 松は常緑樹であるため厳寒の冬でも緑の葉を絶やさないし、また数百年も寿命を保つといわれます。そのため昔から我が国では縁起物とされて正月にも門松が飾られます。皇居の外苑に群生している松は、「千代田区の松」というより、我が国を代表するような名木群だと思いますが、これはいつごろ植えられたのでしょうか。
 皇居外苑のある場所は、徳川家康が江戸城に入場する前は「日比谷入江」といわれた海であったところ。浅瀬の海で海苔や牡蛎の養殖も行われていました。家康が江戸城に入り幕府を開くと、城下町の造成やインフラの整備が急速に進みましたが、江戸幕府の土木工事で有名なものが、神田山を壊しての神田川開削と日比谷入江の埋め立て。全国の大名が動員されたようです。

 日比谷入江埋め立て後には、この辺りは武家屋敷と武家屋敷の消費を賄う屋敷(内の町屋敷)ができました。クロマツは江戸の丘陵部に自生していたようですが、特に埋立地に沢山植えられたということは無いようです。武家政治が終わった明治維新後は、この辺りはしばらく官衙(かんが=役所)や兵舎が立ち並んでいたといわれています。

環境省のHPによると、この地に松が多く植えられたのは、明治21年(1888年)に当時の首相の伊藤博文の指示で大広場として整備されたことが起源のようです。その後昭和14年から18年の「皇紀2600年記念宮城外苑整備事業」で現在のような姿となったということです。
 皇居外苑の松は意外にも若く、一番古いものでも樹齢130年といったところでしょうか。

 昨年9月に福島県郡山市の開成山公園近くで推定樹齢300年という、自生している一本松(アカマツ)を見かけました。
 この松が植わっているところは、明治の初め頃に安積地区開拓の「開成社」が結成された歴史的な場所で、松は開拓地の目印となったそうです。枝ぶりの見事さに魅かれ、しばらく眺めていました。
 皇居外苑の松も数百年を生き抜きこのようにさらに見事な松に成長していくのでしょう。

 今年は平成30年で節目の年といわれます。また日本を近代化に導いた明治維新(1868年)からもちょうど150年。節目の年だからどうということもありませんが、厳しい国際情勢の中で新しい時代の到来に期待と不安が交錯します。 
   駅長驚くことなかれ 時の変改を 一栄一落 これ春秋  (大鏡 菅原道真より)
 今年も平穏な年になりますように。

 本年はあまりブログを書く時間がありませんが、フォーラムミカサ エコをどうぞよろしくお願い申し上げます。 

 日比谷入江埋立地を走る箱根駅伝ランナー 1月3日午後


    

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