神田から発信 全国的人気のキャラクターグッズ

2018年04月16日(月)8:00 PM

淡路町駅前で見かける「すみっコぐらし」 
 通勤のために毎日池袋から東京メトロ丸ノ内線に乗り「淡路町」で降ります。A2番出口の階段を上がったところの文房具屋さんの店頭で目が合うのが、つぶらな瞳のかわいい「すみっコぐらし」の面々。思わず口元が緩みます。
 この「すみっコ」たちは、すみっこを好む日本人の心理を反映させたというキャラクターだそうで、特に小学生に大人気のようです。ぬいぐるみだけでなく、文房具等いろいろなアイテムとして商品化されています。どのようなキャラクターであるかは次の動画をみれば分かります。

    

 なるほど弱気でネガティブなキャラに「かわいそうだなー」という同情の気持ちが湧いたり、わが身に思いをはせ共感を覚える人も多いかもしれません。競争で多くの人が疲れている今日の社会で人気があるのもなんとなく分かります。ただ、余計なお世話ですが、こいつら一派はあまり数が多すぎやしないか。(笑)
 ビジネスパーソンの街、淡路町(神田須田町)に、何ゆえ小学生限定キャラのような「すみっコぐらし」の販売スペースがあるのでしょうか。小学生くらいのお子さんを持つ親御さん狙いもあるとも思いますが、この商品の製造・販売している会社が、この近くにある、あの「リラックマ」で有名な「サンエックス」という会社であることと関係があるのではないかと思っています。神田発祥の人気キャラクターグッズの象徴として、「すみっコ」が神田の淡路町駅前に置かれている。メーカーや文房具屋さんに確認したわけではありませんが、そのような感じがします。

リラックマの登場・リラックマ人気 
 かつてこの淡路町駅A2番出口から約300メートル離れたところにある、多町大通り沿いのビジネスホテル(ニューセントラルホテル)によく宿泊しました。部屋のカーテンを開けると目に飛び込んでくるのが、向かいのビル屋上の看板塔にあった奇妙な看板。斜体にしたXの文字を三つ並べたデザインでした。看板塔のあるビルはサンエックス株式会社の所有で、看板のデザインは同社のロゴであったと思います。しかし三つのXでサンエックスとは、ネーミングもデザインもあまりセンスがよいとはいえません(ごめんねー)。少し違うかもしれませんが、記憶をたどりかつての屋上の看板を再現してみました。
 この看板のあるビルは気になっていましたが、何をしている会社かは全く分かりませんでした。ある日このビルの1階にあるショーウィンドーにクマの大きなぬいぐるみのようなものが7、8体くらい並べられました。寝そべったり、自転車に乗ったりしている「リラックマ」でした。リラックマというネーミングは、「リラックス」と「クマ」をかけた、いわゆる「おやじギャグ」のセンスだと思いましたが(ごめんねー)、飾られているぬいぐるみは、リアルな熊とは全く違う、ほのぼのとして実に可愛らしいものでした。通りを歩く多くの人の目をひきました。

  現在のショーウィンドー
 この「リラックマ」がキャラクターグッズとして売り出されたのは2003年ということですが、あっという間に人気化したらしく、いろいろな所で見かけるようになりました。拙宅でも子供のペンケースのような文房具にリラックマグッズが登場し、いい年をした筆者の配偶者も毎年リラックマの手帳を使っています。
  リラックマ手帳
 ローソンのパンに貼ってある点数の付いたシールを集めると、リラックマのマグカップがもらえるということで、家で毎日ローソンのパンを食べさせられたこともあります。
         シールを集めてもらったマグカップ 
 キャラクターグッズにあまり関心があるとは思えない拙宅でもこの有様ですから、全国ではどのくらい売れたのでしょうか。 
 ネットで調べると、キャラクタービジネスの市場規模は2兆円を超えているようです。平昌オリンピックで話題となった羽生結弦選手が好きだという「クマのプーさん」のようなディズニーキャラクター、「キティーちゃん」でおなじみのサンリオキャラクター、ドラえもんやポケモン等、人気のあるキャラクターグッズはいろいろありますが、筆者が近年一番目にしたのはリラックマでした。相当売れ、莫大な利益を得たのではないでしょうか。リラックマグッズは国民的人気となっているようです。
 神田多町のサンエックスビルの屋上看板塔にあった看板も、かつての奇妙なロゴの看板から、リラックマや四葉のクローバーが入ったお洒落な看板に変わっていました。リラックマで「一発当てた」感が漂っています。
 「たれぱんだ」のように、リラックマが登場する以前にもこの会社の人気キャラクター商品はあったようですが、この会社をメジャーに押し上げたのは、なんといっても「リラックマ」でしょう。
 伊勢丹や龍角散等、神田が発祥の有名企業はいろいろありますが、神田での最近の出世頭はこの会社だと思います。神田祭のとき多町大通りに置かれる奉納板を見ても、祭礼寄付額の筆頭がサンエックス。歴史的地下建造物「神田下水」も埋まっている、会社の側道の多町大通りにも、そのうち「リラックマ通り」という名前がつくのではないかという気がします。
 フォーラムミカサ エコもあやかりたいと思っています。代理店にしてもらって、金儲けをしたいという下心が少しあります。(笑)

リラックマが人気化した理由 
なぜ「リラックマ」というキャラクターが大人気化したのでしょうか。いろいろ考えてみました。
 まずこのキャラクターの持つ「ゆるさ」が考えられます。丸みのあるタッチでかたどられており、いつも寝っ転がっており、キリッとしていません。これは忙しい、厳しい世の中で癒しを求める現代人の心を引き付けるファクターであると思います。 
 次に「かわいさ」です。人間も含め動物は幼児形ほどかわいく見え、究極は赤ん坊に行きつくのだと思いますが、リラックマ及びその取り巻きの幼児形が「ゆるさ」と相まって「かわいさ」を演出します。これは作者のセンスによるところが大きいと思いますが、我々はその術策にまんまとはめられてしまいます。
 さらに、ネーミングの分かりやすさ、巧みさも人気化の要因でしょう。さきほど「おやじキャグ」と書きましたが、キャラクターをみれば、すぐリラックスしたクマであることが分かるリラックマやその小型版のコリラックマ。実に分かりやすい。リラックマ達を監視する役の「ひよこ」のような黄色い小鳥が、「キイロイトリ」。ワハハハ。そのまんま。鼻が豚形なのが、またおかしい。
 キティーちゃんやスヌーピーがなぜそういう名前なのか分からないのと対比すれば、このリラックマ達のネーミングの凄さが分かるというものでしょう。
 リラックマは形態がシンプルなので、いろいろなアイテムの商品デザインにも応用しやすい。フライパンになったり、ソファーになったり、タンスやチェストにも。だれだ、こんな面白いのを考えるヒトは。(笑)
 シンプルさには、意図的に単純化する仕掛けもあるように思われます。冒頭の「すみっコぐらし」に「ご当地 すみっコ ぶらり旅」というキーホルダーがあり、たまたまその千葉限定という商品をみて感心しました。
 千葉限定のデザインは大胆にも落花生(ピーナツ)です。ピーナツだけで千葉をイメージさせる。ウーン。
犬吠埼も九十九里浜も、ディズニーランドも成田空港も、中山競馬場も船橋オートレース場も(もうないか)松戸競輪場も、野田の醤油も多古のお米も、みんな、みーんな、ふっ飛ばして、ピーナツ一本に絞る、恐るべき荒技には驚くしかない。

 キャラクターの画像の一部は、リラックマのオフィシャルサイトから引用し「加工しました。
      

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