改元祝賀ムードの周辺

2019年 05月09日
明るい世替わりは上皇陛下のプレゼント
 約3年前、現上皇陛下が「身体の衰えにより、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなる」というメッセージを発してから、天皇・皇后両陛下の生前譲位の動きが各方面で活発になりました。
 フォーラムミカサ エコの前の外堀通りは、陛下が御所とお茶の水の病院に行き来する際にお通りになる道。陛下を乗せた車が通過するかなり前から、警護のために制服、私服の警官が約10メートル間隔で立ち並びます。
 陛下のメッセージがあってから、会場近辺の外堀通りの沿道から車中の両陛下の動きを注意深く見るようになりました。80歳以上のご高齢でありながらも俯くこともなく、集中力を保って沿道の人々に笑顔を絶やさず手を振り続ける姿には感動を憶えました。病院への行き来ですから決してご体調が優れているというわけでもないのに。「全身全霊」はこのようなところにも表れています。並みの人間にはとても出来るものではないと思った次第です。
 退位礼正殿の儀での陛下の簡潔で温かみのある最後のごあいさつや、退室直前にひとり突然振り返り国民に一礼した姿、とても忘れることができません。30年という公務の重みも感じました。
 生前の「譲位」を陛下から切り出したことについて、憲法論も含めいろいろ物議をかもしましたが、考えてみれば、こういうことは陛下以外の人がとても進言できるものではありません。
 日本人の平均寿命(男性:約81歳、女性:約87歳)を考えると、上皇陛下(85歳)、上皇后陛下(84歳)という年齢で、体調が優れない中、常人の想像を超える天皇・皇后陛下の公務を遂行させることは人道上も問題があります。陛下が歩行中にグラッときて皇后陛下が支えるといった映像等もメディアで流れました。退位について一代限りの特例法という弥縫策でなく、上皇陛下の、周りの誰もが気づかなかった、「人」という観点から退位を考えたご英断を受けて、今後皇室典範の改正を含めた本格的な法整備が必要ではないでしょうか。
 譲位が実現したため、崩御を前提としない世替わり(改元)が実現しました。昭和から平成に変わった際には、昭和天皇崩御の喪に服するムードがあり、決して明るい世替わりではありませんでした。これに対し、この度の生前譲位では陛下の退位に対する感謝と新天皇の即位に対するお祝いムードで、明るい世替わりです。1ヶ月前から新元号が発表されており、多くの業界で改元のイベントを企画する余裕もありました。おかげで5月1日に全国的に爆発的な祝賀ムードが広がりました。あちこちで「令和」の文字が踊りました。印刷業界等、特需が起きた業界もあったことでしょう。上皇陛下のプレゼントです。
 この勢いで景気が良くなることを期待しています。

令和最初の神田祭
 日本で最初に元号が使用されたのは「大化の改新」(645年)時の「大化」と云われています。神田祭の始まりも相当古く、正式記録はありませんが、神田明神が創建された天平2年(730年)と推測されています。神田祭の歴史は元号のそれと大方重なっています。
 今年の神田祭は、新時代到来の奉祝機運の盛り上がりで、一段と賑やかになりそうな気配です。
 神田祭の時期は、いつも龍角散テレビCMの「木遣(きや)り歌」で気づきますが、和太鼓のリズムでコンパクトに作られた小気味よい、このような神田祭告知CM動画がありました。チョーカッコいいです。
 令和元年神田祭告知動画(15秒)
 
 神田祭・神幸祭り行列のフォーラムミカサエコ前通過は5月11日(土)午前10時頃。
 
今月行われる神田学会
 今年2月に引き続き、5月20日(月)の夜、令和最初の神田学会「都心トーク」が行われます。テーマは旧神田区を東西に貫く靖国通りの明治維新からの変遷です。詳しくは神田学会のHPをご覧ください。

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