感染拡大ピークウトか その後の展開

2020年 04月16日
新型コロナウイルス感染のピークアウト
 新規感染者数の棒グラフが入ったチャートを見ると、感染拡大のピークが分かる。都内の感染は4月11日(土)にピークアウトした可能性が高いが、その後中野江古田病院で91名の集団感染が発生したことによりまだ予断を許さない展開となってきている。国内の感染もほぼ同様である。
 3月25日くらいから感染者が急拡大してきたことについては、巷ではオリンピックと関連付けた話がささやかれている。24日に東京オリンピック延期が決定し、感染拡大を隠す必要がなくなったので、検査数を増やしてため感染者がどんどん出てきた。感染者の数を調整してきたという見方である。
 あながち間違いとは思わないが、むしろアパホテルや東横イン等、軽症者を受け入れてくれる施設が出てきたことが大きな要因ではないだろうか。重傷者を病院で、軽症者を協力してくれるホテルへという体制が整ったことにより、検査数を増やすことが可能となったということである。
 PCR検査希望者を全て検査して、陽性反応が出た人全員を病院に送り込めば、病院が軽症者でいっぱいになり、医療崩壊が起きる。人工呼吸器を使用しなければ生命を維持できない重傷者に十分な治療が施せなくなり死者が増加する。厚労省の基本方針をみれば、このようなことを勘案し、日本では医療事情を最適化するために特に大きな症状が出ていない人の検査を控えてきたという事情があるものと考えられる。 
 症状のある患者が病院をたらい回しにされて検査してもらえなかったという不幸な出来事もあるようだが、マクロ的には正しい方向ではないだろうか。この作戦が成功したため、日本は新型コロナウイルス肺炎による死亡者が人口比で最も少ない国となった。
 昨日までの統計で見ると、イタリアの人口は約6,036万人で死者は21,645人。2,788人に1人が死亡ということになる。スペインは4,694万人で18,812人死亡。死者は2,176人に1人アメリカは3億2,827万人で30,844人死亡。死者は10,642に1人
 これらの国に対し日本の人口は1億2,600万人で、死者は181人。死者は696,132人に1人ということになる。諸外国と比較すれば「奇跡的に少ない死者数」といえるであろう。
 昨日Yahooニュースを見ていたら、「対策何もしないと重篤患者85万人、死者はその半数の40万人以上」という、毎日新聞の奇妙な記事を見かけた。日本ではきちんと対策をしており、大方の国民もマスクをしている。
 記事の意図がさっぱり分からない。

ピークアウト後の展開 暴落と恐慌が来る
 マスク増産の効果もあるとは思うが、ひところ手に入らなかったマスクがAmazonや楽天のショップであまり高くない価格で売られている。アルコール消毒液もピークより半値くらいになったようだ。感染拡大のピークを察知したかもしれない。どこの世界にも「早耳筋」がいる。
 マスクや消毒液はいまに暴落し買い占めて暴利を企んだ人が投げ売りしてくるだろう。
 都や政府の休業要請と休業補償は順序が逆である。補償を先にして休業要請をすれば中小・零細事業は生き残れた。しかし、サービス業の事業者に休業要請しておきながらいまだに補償は行われていない。今月の家賃を払えず倒産していく零細企業は当局が考えるより遥かに多いであろう。
 焼け石に水のような10万円の現金給付にも所得制限云々とイチャモンをつける世間知らずの自民党議員がいる。このごに及んでプライマリーバランス維持なんていう財務大臣も。精神病院に隔離したほうがいい。
 政府はようやく「存続化給付金」なるものを発表したが、売上が前年同月比で50%以上減少していないと給付を受けられない。経済被害の「重症者」のみを救済する趣旨か。
 ところが、原価率の高い商品を扱っている事業者や運営コストが高い事業者は30%の売り上げ減少でも賃料が払えなくなってしまう。給付基準を立てる必要があるかもしれないが、経済被害の領域ではコロナと違い「中症者」や「軽症者」でも死ぬことがある。
 恐慌の足音が聞こえる。
 

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