Go To Travel 新規感染者(陽性者)の増減だけを見ていていいのか

2020年 10月03日
 1ヵ月以上もブログを書いていない。「どうしたのですか」というメールを読者から頂戴する。
 世の話題がコロナ、コロナばかりで全く面白くない。「新型コロナの終息が見えないので来年3月までの予約をすべてキャンセルします」という電話がけっこう入ってくる。商売上コロナ脳の人と話をする機会が多いのでストレスが溜まり「コロナうつ」になっている。何も書く気が起きなかった。
 新型コロナとは全く異なる話題のブログを書きたいと思っているが、少し溜まっているものを吐き出してカタルシスを得たいという気もある。そのような思いであと2,3回は新型コロナの話題を書いてみる。

新コロ感染収束は西の方から
 積極的なPCR検査で急増した国内の新型コロナの新規陽性者数も8月10日頃ピークを打ち、チャートはダウントレンドに。新型コロナは伝染力の強いウイルスのようだが、集団免疫が達成されてきたのか、ウイルスの弱毒化によるものか、緩やかながらともかく全体として収束への軌道が出来てきている。
 一時15,000人を超えていた療養者数は回復によりの5000人台へと激減。東京都の「感染状況」モニタリングの総括コメントも危険度が1ランクダウン。世の中に少しずつ安堵感が広がってきている。  ここ数日は少し新規陽性者数のリバウンド局面である。政府感染症対策分科会尾身会長の「感染下止まり」という、大きな減少傾向がみえないもどかしさの表現が注目された。ウイルスは人間の思い通りにはいかない。
 感染拡大傾向が出てくると、再び東京をGo To Travelから除外するというハンマーもちらつかせる。

 地域ごとにチャートを見てみると、関東、東北、北海道には少し増加傾向も見えている。しかしながら九州、四国地方は収束の傾向がデータ上はっきりと現れている。福岡県のコロナチャートは完璧に近い終息チャートである。
福岡県の新規感染者(陽性者)数チャート(7月1日~10月2日)
福岡県の10万人あたりの新規陽性者数(7月1日~10月1日)
福岡県の実効再生産数は感染縮小の目安となる1を大きく下回る。
 新型コロナウイルスの感染力が落ちているのだろう。感染の終息は西の方から確実にやってきている。

東方面、北方面の感染状況も危険な状態ではない
 福岡県のチャートと対称的なのは北海道のチャートである。上の福岡県と同じ期間の設定で北海道のチャートをみてみる。
北海道の新規陽性者数チャート(7月1日~10月2日)
 
 PCRの積極検査が始まってから陽性者数の激増はなかったが終息感も全くなく、少しずつ増加しているように見える。累計数は緩やかながら明らかに右肩上がりである。これでは北海道はGo To Travelから除外されそうな感がある。
 ところがこの間死亡者はほとんど出ていない。
同じ期間(7月1日~10月2日)の死亡者数のチャート 
 累計の折れ線グラフはフラットである。全く危険な状態になっていない。死亡者にはコロナが直接の死因でないものも含まれていると思われる。
 人工呼吸器やエクモを使用しなければならない重症者も現時点でゼロである。
      
 感染数が増えても危険な状態にはなっていない。これは新型コロナウイルスが弱毒化している端的な証明ではないか。結果から見えてくる真実というものもある。
 前回のブログに貼った動画にでてくる免疫学者の奥村教授、上久保教授の見解は、現実とも合っており、正鵠を得ているというべきであろう。
 政府感染症対策分科会のメンバーがなぜ感染症の学者だけで構成されているかが全く分からない。免疫学の学者も交えた偏りのない編成が望ましい。脅すばかりでは何も生まれない。明るい未来が見えてこない。

Go To Travelの役割
 馬の鼻先に人参をぶら下げたような、金や物で人を釣る「Go To なんとか」というキャンペーンは正直好きではない。筆者は利用する予定はない。
 しかしこれで観光業界が盛り上がり、その効果がいろいろな業界に波及すれば経済は復興する。加えて人の移動があっても安全性が確認できればいうことはない。我が国ではすでに集団免疫は達成されているという免疫学者の見解は実証されつつある。
 多くの中小零細業者は、現在の状態がいつまで続くのかという、「先の見えない恐怖」に怯えている。Go To Travelが経済復興の起爆剤になることを期待している。
 経済復興・再生に舵を切った菅首相は、勝負強いなかなかのリアリストと見た。少しくらい新型コロナ陽性者数が増えてもオタオタしないであろう。日本は復興する。明るい未来を見つめよう。

<蛇足>久しぶりの大手町散策
 復興した日本橋川にかかる常磐橋(本日撮影)。工事は長かったがもうすぐ開通。親柱は大理石で新調。文字は格調高く草書体。



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