安かろう悪かろう?

2014年 07月15日

 創業19年目
 6月11日から当会場も19年目に入りました。創業当初は都内に民間の会議場はほとんどなく、ベンチャー企業といわれました。しかし、いまでは多くの同業者がひしめく千代田区で最も古い歴史をもつ民間の貸会議場となり、人気も突出しております。これまで安定してこの事業を続けてこられましたのも私どもに何らかの社会的価値があり、その価値をお客様が認めて下さったからだと考えております。
 事業の規模は大きくありませんが、今後もフォーラムミカサ エコファンの皆様方のご期待に応えられるよう進化を続け、頑張ってまいりたいと存じます。

 「安かろう、悪かろう」というステレオタイプ
 フォーラムミカサ エコはこれまで会議室検索サイトへの登録をあえて避けてきました。常連のお客様の利用に支障をきたすと考えたからです。しかし神田地区に同業者が濫立してきたので、この4月よりある検索サイトに登録しました。それを見た方からそれなりに電話がかかってきます。気になったのが以下のような内容の電話。

 「おたくは、自分が調べた限り一番料金が安いが、何かあるの?
「何かといいますと・・」
「例えば、汚いとか、部屋を薄いパーテーションで仕切って隣の部屋の声がそのまま聞こえるとか、天井が低いとか・・。安さに釣られて行ってみて後悔したことが結構あるんだよなー。ほらーよく言うでしょ。安かろう悪かろうって。」
 料金を値上げしようかなという衝動にかられた瞬間でした。(笑)

  当会場には電話の方が懸念されるようなことはありません。創業以来の常連の顧客が多く、国内外の著名な団体・企業から近隣の団体・企業まで幅広いお客さまの支持を受けているのがその証左です。

  「安かろう悪かろう」は、値段が安ければ、品質もそれ相応に悪いだろうとの推量の意味。類義に「安物買いの銭失い」等のことわざもあります。外国にも似たようなことわざは多いようです。
 これは対義である「高かろう良かろう」に続きます。「高かろう良かろう」は、反対に値段が高ければ、品質もそれ相応に良いだろうという意味。
 「高い=良い」、「安い=悪い」という値段の高安で品質の良否を判断するという固定観念が世間に広く浸透しているということでしょう。これに別段異議をとなえようとは思いません。実際に家具や電化製品、衣料品等をみても、値段の高安と品質の良否に相関的な傾向があるのは否めないし、貸会議室業界でも同様だと思います。
 ただ値段の高安以外の他の因子が加われば話が別です。「安い+X 悪い」「高い+Y 良い」 このという因子は安さの理由、高さの理由といってもよいかも知れません。それではとは何か、とは何かですが、についてはあえて触れません。
 当社事業に敷衍してを申し上げれば、は「企業努力」ということになります。
 フォーラムミカサ エコの会場は神田駅近くの外堀通りに面しており、会場調達コスト(賃料等)は決して安くはありません。会場ビルも大手町付近のインテリジェントビルとまではいきませんが、それなりの格式のある堂々たるビル。他会場にはない分煙ソリューションもあり、マイクロフォンも赤外線システム。トイレ改修等にもかなりのお金をかけています。本来高価な会場を出来うる限り低料金でお貸しして世の中に貢献したいという企業理念と努力が会場の利用料金を安くしているといってもよいと思います。利用料金の安さとフォーラムミカサ エコの品質とは全く関係ありません。

  当会場では会場利用料金だけでなく付加使用料(オプション料金)も破格にしています。
 演台、スクリーン、DVDデッキ,ゴミ処理料等たいていは無料ですが、有料のものでも以下の通り。

 液晶プロジェクターは全機種1台3,240円(税込)。他会場で30,000円以上する4500ルーメンの書画カメラ付きプロジェクターでも同料金。会場でプロジェクターを5台使用してもたったの16,200円。
 ホワイトボードは2台まで無料で、3台目から1台につき324円(税込)。7台使用してもたった1,620円。他会場とは一ケタ違います。
 コピー料金はモノクロ全サイズ1枚5円、カラー全サイズ1枚10円。コピー機のメンテナンス料より安く原価割れ。お客様がコピーをとればとるほど会場が損をするようになっています。500枚、100枚もカラーコピーをとるお客様があるときには心臓が痛みます。(笑)

 なぜオプション料金が安いのかと聞かれますが、答えは一つ。会場備品等は基本的にサービスで、こんなもので金儲けをしたいと思っていないのです。「お金を取れるなら何でも」という功利的な考えは全く持っていません。
 世間には「100円のコーラを1000円で売る方法」というタイトルのマーケティングの本もあるようですが(内容は分かりませんが)、当会場では1000円のコーラを100円で売っているようなものです。(笑)愚直で下手くそな儲からない経営スタイルですが、それでもかまわないというのが当会場の心意気です。

 LCC(ロー・コスト・キャリア)の考え方
 5月に所用で沖縄に行った際、スカイマークという格安航空会社(LCC)を利用しました。早めに申し込んだこともあり、チケットは従来利用していた航空会社の正規運賃の3分の1。経費が浮いて助かりました。

 音楽の放送等はありませんでしたが、機内は清潔でシートも心地よく、何ら不都合はありませんでした。客室乗務員(CA)のカジュアルなユニフォームもフレンドリーで好印象。LCCは座席の間隔が少し狭いという話を後で聞きましたが、全く気になりませんでした。昔乗った国産機「YS11」の方がもっと狭かったような気がします。

 格安の秘密はコスト低減のための合理化ノー「フリル(飾り)」。飛行機の機種を統一して整備や飛行訓練のコストを下げたり、設備を簡素化したり、機内サービスを簡略化したりして大幅コスト節減に成功したようです。LCCが爆発的な人気になれば、かつての事実上のカルテル的な料金体系が崩壊し大手航空会社の高額料金のビジネスが終焉に向うと思われます。

 当会場の経営方針もLCCの考え方に近いものがあります。良い建物を選び、必要な備品類を完備し、会場運営に本当に必要なものにはお金をかけますが、天井も普通の蛍光灯で、什器類も普通で特別高いものを使ってはおりません。運営も少人数で行っています。
 お客様をお迎えするためにはグレードの高さが必要とのことでゴージャスな設備を造り、高額料金を正当化するような我田引水的な広告で集客を試みる業者もいるようですが、筆者には時代の趨勢に合っていないように思われます。景気が上向くと、家具のフェラーリといわれるイタリアの高級家具Cassina(カッシーナ)が人気化するのが話題になります。そのような世界があるかもしれません。
  しかし、当会場を利用するお客の大半は普通の人々であり、厳しい時代を節約で乗り切り、苦闘している普通の団体や会社。このような団体や人々にとっては「安いこと」は重要な価値といえましょう。このような団体や人々からみると、「安かろう」は「良かろう」であり、「高かろう」は「悪かろう」ということになります。当会場は、今後もぶれずに、低料金で良質の会場を提供していきたいと思っています。まだまだ気を吐いてまいります。

 

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