マイク混信トラブルの話

2015年 04月26日

 仕事柄、会場利用者の方とマイクロフォンのトラブルのことが話題になることがときどきあります。マイクロフォンのトラブルはいろいろあります。一番多いのが電波を使用するワイアレスマイクロフォン設備でスピーカーに外部からの音声が入って会場が混乱し、会場でマイクが使用できなくなったという話です。

  我が国には電波法という法律があり、法で決められた周波数内でないと電波が使えないようになっています。使用できる電波は①A帯B帯800MHz 30波 ③C帯322MHz 13波 ④D帯70MHz 4波 等です。

  A帯は放送局等のプロが使用する電波で、これを使用するためには無線局の免許が必要。電波の混信をさけるため特定ラジオマイク運用調整機構(特ラ機構)がA帯の周波数を調整管理しているようです。

B帯、C帯、D帯のマイク設備は、電波法管理規則の「特定小電力無線の無線局」に該当し、免許が不要で届け出も必要ありません。このうちD帯は特殊用途のために使われます。そのため一般に使われるワイアレスマイクロフォンはB帯かC帯ということになります。B帯、C帯では周波数が限られているため電波の混信が生ずることがあります。

  当会場の創業時はC帯322MHzのマイクを使用していましたが、C帯のマイク設備は音質が悪いためB帯800MHzのマイクに換えたところ、マイクを使用していない待機時に時々外部電波をポータブルアンプが受信し会場が混乱することがありました。会議場だけでなく、マスコミの取材班や街宣車等の多くがB帯800MHz周波数帯のワイアレスマイクを使っていることを実感しました。

  混信がおきたら周波数の設定を変える必要があります。ただ通常会場内のマイクの方がアンプの受信装置(チューナー)に近く電波が強いため、スイッチの入っていない会場内のマイクをONにすると、外部の弱い電波をはじき、そこからくる音声が通常聞こえなくなります。周波数の設定をすぐに変えなくても何とか急場を凌ぐことはできます。

  B帯800MHzのマイクでしばらくは大したトラブルもなく会場運営ができましたが、2007年に入り会場ビル(旧会場=三笠ビル)から道路を挟んですぐ隣にある大型ビルに会議や研修等を頻繁に行う大きな事業体がテナントとして入ったことから状況は一変。会場のアンプが頻繁に多数の混信波を受信。周波数の設定をいろいろ変えても次から次と混信が続きます。会場利用者の困惑を避けるため会場のワイアレスマイクのスイッチを常時ONにしておくのも不都合なので、やむを得ずマイク設備を赤外線システムに急遽変更しました。

赤外線マイクシステムは少し欠点もありますが、赤外線は壁等の障害物を通さないので、混信することは全くありません。当会場の赤外線波も他に影響を与えることはなく、近隣との関係が円満になります。

  当会場が赤外線システムのマイク設備を導入してから半年くらいたった後、隣に越して来た大型ビルのテナントの方がフォーラムミカサを訪ねて来て、言うには「お宅はマイクを使っているようですが、お宅のマイクの音がウチのスピーカーに入ってきて困るんだよなー。何とかならないの?」。飲んでいたコーヒーを吹きそうになりました。ビル内で混信による大混乱がおきているようでした。灯台下暗しです。

  当会場が赤外線マイクを導入した当時はパナソニックが赤外線システムのマイクロフォンを発売したばかりでしたので、パナソニックからの取材の申込があり同社のHPに当会場が法人の導入事例として紹介されました。その紹介記事はWeb上にまだ残っています。

http://panasonic.biz/it/sound/wireless/infrared/nounyu_b.html

赤外線マイク

  上に書いた当会場でのワイアレスマイク電波の「混信」は、会場のマイクのスイッチをONにすれば解決する程度でしたが、室内で使われているマイクのスイッチをONにしていても外部のから来る電波マイクの音がスピーカーから流れたり、外部電波の影響で大きなノイズが入る深刻な混信もあるようです。当会場のお客様が自社のマイク設備で実際に悩んでいます。

  マイクロフォンのアンテナからの距離を考えると俄かには信じがたかったのですが、①出力の関係で外部から来る遠方の電波の方が室内で使われている電波より強い、②室内の電波を受信しにくいデッドポイントといわれるところにアンプがある、③外部の電波を通しやすいガラス面の窓際にアンプを置いてある、④チューナーの性能が悪いメーカーの機器を使用しているとか様々な要因があるかもしれません。

高性能のワイアレス受信機には、電波の受信感度を変える「スケルチ機能」や「混信低減機能」を持つものが出てきているようですが、ワイアレス電波マイクの混信トラブルを回避するには赤外線マイクを使用することが端的で分かりやすいと考えます。

 マイクを常時使用する会議・研修場を事業としている当社のような会社では、電波混信によるトラブルは致命的。B帯の一体型のポータブルアンプはどこでも手に入り、すぐにどこでも使えます。近隣の会社が突然B帯800MHzのマイクを使い始めたので会場が混乱するというのではプロの会議場として面目がたちません。フォーラムミカサ エコはトラブル解消にすぐ行動することを示唆する一つの例として書かせていただきました。

 なお、ロビーにおいてあるコピー機をタッチパネル式の最新の機種に換えました。操作が簡単になり両面コピーのスピードが上がる等で好評です。フォーラムミカサエコは常に進化を続けています。
コピー機

    

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